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代表者より
笑顔を守るためにやってきたこと
これが差別化となり、やがて強みに変わった
怖がりで臆病…
だから、守って、守って、守って、その上でさらに守った
大事にしているのは、勝つことより、負けないこと
私たちの仕事は衛生環境を「守る」仕事ですが、たてものサービスというチーム自体も相当な守りのチームです。
「攻め」の力もありますが、それはよりガードを強化するための攻め。
でもなぜそんなにガードを固めたいのか…。
それは結局、私が臆病なのだからだと思います。
今行っている仕事や今いる会社はいつか必ずなくなるもの。私はどこかでそのように思っています。
それは技術革新によるものかもしれないし、競合の影響によるものかもしれない。
回転するコマではないけれど、回り続けていないとやがて倒れてしまう。倒れることは自分にとってとてつもない痛みを伴う。気がする…。漠然と、怖い。
規制や大きな会社の傘の下にいたい気持ちもなくはない。しかしそれはそれでもっと怖い。コントロールできる可動域が狭い。自分の及ばないところで思いもよらない判断が下されてしまう可能性がある。そういう事例はたくさん見てきました。
すぐには成長できないけれども、守りを固めながら無理なく自分たちのペースで走ることで大きなケガはさけられる。短距離走ではなくマラソン。
守りを固めるために、やらないことをまず決めました。
はじめに重視したのは、大きな会社とは取引しない、ということ。
大手依存は効率がいい。考えることも決めることも少なくて済む。指示どおりにやればいいのですから。
でも万が一歯車が狂うと多くを失う。仕事が一気になくなると会社を維持できない。次の仕事が取れるまで休みをとっていてほしい、とは皆に言えない。
管理は大変になるけれども、数多くのお客様とつながろう。
細かい根をたくさん張り巡らせて、ちょっとの風では揺らがない強固な土台をつくろう。そう思いました。
次にやらないことにしたのは、「色々な仕事」。清掃業には様々なジャンルのクリーニングがあります。ハウスクリーニングや店舗清掃、退去後の原状回復クリーニングや床洗浄。公園管理などの公共事業もそうです…。
お客様から問い合わせをいただくのはありがたく、できるかぎり対応すべきなのですが、あらゆるニーズにお応えするのは、オペレーション上効率がよくなく、生産性にも影響する。
規模が小さいうちは一点集中で「共用スペースの清掃」に限定しようと思いました。
すべての経営資源をそこに集中させることで専門性を高め、「共用部清掃ならばたてものサービス」という認知を得たい。
幅広くやらずに守るべきゴールを狭くすることで、守備をより強くしたい。
本心をいえば、色々な種類の仕事をするのは刺激的で学びも多くとても楽しいのですが、そこはグッと我慢。
そしてさらにやらないこととして方針にしたのが、1回かぎりのスポット清掃はやらない、ということ。既存のお客様からのご依頼やご紹介案件にはお応えしますが、新規のスポット清掃はお断りする方針としました。
結果的に業務として行うこととなったのはとても狭いジャンルの清掃。(共用部+日常清掃)×大手以外。
事業ドメインを極端に狭めてしまうとそれはそれでリスクになりますが、自分たちがいる共用部定期清掃のフィールドについては概ね大丈夫。
それにはヒミツがあるのですが、ここでは触れません。
たてものサービスはまだまだ発展の途上にあります。ミスや失敗も多い。こうやると失敗する、こうすれば上手くいく、という経験をつまずきながら蓄積しています。
グッと成長はしていませんが、守りながらも少しずつは前進しています。
100m競争ではなく、ずっと続くマラソン。
終わりのない長距離マラソンを走っているのですが、共に走るメンバーやパートナーが増えてきて思うことがあります。
それは、マラソンを「駅伝」に変えられないかということ。
ひとりで走れる距離には限界がある。また大勢がバラバラな気持ちで走るのも息苦しい。
駅伝のようにひとつのタスキを丁寧に大事に皆でつないでいけば、止まることなくずっと走り続けられるのではないか…。
たてものサービスには色々な人がいます。ダイバーシティという状態ではないですが、皆それぞれ個性的。守備に強い人が多いかな、という気もしますが、調和やバランス感覚を大事にする人たちが集まっています。
それゆえ、人にも、仕事の内容にも安定感がある…。
守備はだいぶ固まりました。
どこかに寄りかかることなく、立ち続けることができる。大きく重たい傘やしがらみがないからどの方向にも向かっていける。
目指すのは経営理念が実現された状態。その手段や道すじは様々に、自由に、描けます。
規模はまだまだ小さい。でも、先の道のりは長く開けていて、結構明るい。だから、恐れながらも楽観的にほどよい緊張感を保って、のびのびとストレッチしていこう。そう考えています。
毎期ごとに方針を決めて仕事をしています。この計画書があることで、方向性がブレにくくなります。(ブレてしまっても戻せます)。
経営計画書という名称ではなく「運航計画書」としたのは、「船」はすでに出航していて、一人ひとりの力を結集しないと走り続けるのが困難だから。
乗客はお客様であり、働く仲間であり、家族であり、自分自身です。
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